| Vol.7 2015年8月30日
「風のように旅する男」旅風里美が提案する旅スタイルとして、日常生活を離れることで、日常生活や自分自身の中にある矛盾を少しずつ取り除いていく…そのために気ままに風のごとく旅することが重要と考えます。
観光地巡りよりさすらうことの意味
鳥取県をブラブラ旅すると、意外に意外に見どころが少なく感じる。倉風景の倉吉や鳥取砂丘など有名な観光地は多い。大山もそうだ。しかし、そのわりに鳥取県の知名度自体があまりないというのはゲゲゲの鬼太郎や名探偵コナンで客を集める状況に現れている。
確かに、初めて行くところはおもしろいが、旅慣れてくると観光地に飽き飽きするという部分もあると思う。観光地散策が飽きてくると、あとは飲む食べる夜遊びするしかなくなる。そうしてお買い物ツアー的なものが主流となってしまう。ただ、そうなると観光地も爆買い狙いで大量生産するし、中には高く吹っかける輩も出てくる。そしてイヤな思い出だけが残るなら。旅行なんてしない方がいい。
旅とは日常から非日常へと移りさすらうこと。寝台列車全盛期はカプセルホテル以下な設備でも、ベッドで車窓風景を見ながらの飲食は格別なものがあったらしい。ただ、そういったことも時代の流れから受け入れられなくなって来たのかも知れない。
とは言うものの、さすらうように気まぐれ旅をすることは、流れ行く風景に身を任せて、飲んだり食べたり何も考えずに過ごしたり…そうした中で自分のなかのねじれを少しずつほどいて行くことが出来るのではないだろうか。
ようするに、近場の旅であれ、遠くへ出かけるのであれ、日常から離れて心を開放する必要があるのではないか。
移動する手段より、非日常の満足感
鉄道が単なる移動手段としてだけでは、もはや収益が上がらないのも確か。特に日常の利用による収益が厳しい鉄道会社はむしろ移動中の満足感を売る方向に進んでいるように思える。
例えば、JR四国の「伊予灘物語」やJR九州の「或る列車」など、風景を楽しみながら食事もすると言ったスタイルが出てきている。第3セクター鉄道でも肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」やしなの鉄道の「ろくもん」など、食事をゆっくり楽しめる列車が出ている。
これは鉄道を特別な空間として楽しむ需要が増えて来たこともあるし、鉄道会社がプラスαのサービスで収益を上げようとし始めた現れだと思う。ある地点からある地点まで向かう…だけではなく…移動する時間そのものを楽しむ…それが旅の醍醐味ではないだろうか。
例えば、関西からだと九州へのアクセスは万全。九州東部や西部へも特急に接続して便利に行ける。四国へも山陰へも新幹線と特急を繋いで便利に行ける。そうするとついた各地をあとはゆっくりめぐることが旅の醍醐味となってくる。そして、その体験こそが、自分を解放し、心をめぐらすことが出来るのではないだろうか。
思い立ったらすぐ出発ができないきっぷもある。それでも明日出かけようと思ったら、すぐに買えるきっぷもある。そういった自由周遊できるきっぷで気まぐれ風まかせの旅をしてみよう。
ちなみに「鳥取ミステリーツアーめぐりパス」はコナンファンでなくても利用価値大。列車だけでなくバスも利用できるので、駅近くに観光地が少ない鳥取県内を旅するには最適。
最近はネットで検索すれば駅からの距離や料金によって探すことができるバーゲン価格の宿泊プラン [Yahoo!トラベル]
などがあり、お得な料金で宿泊できることもあるので、現金払いならおすすめ。
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