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| Vol.22 2020年4月15日 普段は、おもしろいことを探して旅するのだが、今回は、三密を避けて人が少ないエリアを旅することによって冷静になり、自分がどうすべきなのかを考えるいい機会になった。 自己責任論ひとりで気ままに旅することはすべてが自己責任。だから何が起こっても文句言う筋合いはない。言い訳無用である。それだけ、自分の行動に責任を持ち、災難に遭わないように、他人に迷惑をかけないように慎重に行動する必要がある。問題を人に転嫁する人間は気まま旅に出る資格なし。 鹿児島中央に着くと、宿泊先のホテルへ向かう駅から5分ぐらいのところで早々とチェックインしてゆっくり休む。夕食はかごっま屋台村で。鹿児島県内で新型コロナの感染者が出たことで営業時間が1時間早くなったとか。それまで感染者が出てなかったのでごく日常の感じだった。 小泉政権以来、すべてが自己責任で済まされている。ただ、自分の努力不足や間違いでうまくいかないのは自己責任だし、自分の考えで行動しているのも自己責任。だけど、自分の努力ではどうしようもないことや他人に指示で動くのは自己責任じゃない。何でもかんでも自己責任にしてしまう風潮が、自己責任で遊びに行ってると言う若者を作り出す。でも、自分が感染するのは自業自得だが、他人に感染させて感染拡大した先のことはどうなるのだろうか? あくまで自分の守備範囲の中で責任を持って行動することではないだろうか。逆に、自分の考えではない人の指示であったり集団のルールであったりした場合は自己責任ではない。そこのところをはっきり考えないと、無責任な行動になってしまう。 薩南紀行翌日は、指宿から枕崎へと旅することにした。今回はあまりあちこちに行かず、できるだけ一点にとどまると言うことで鹿児島で2泊。まずは指宿まで行く。枕崎行きは本数が少ないので指宿で買い物したり、駅で待ったりする。枕崎行きの列車に乗ると、やがて開聞岳が見える。JR最南端の駅、西大山ではしばらく停車。風景を写真に収める。 途中で引き返そうかと思ったけど、買い物する場所も内容なので、枕崎まで行った。 前回、枕崎に行った時は、大雨でそのまま戻ってきたけど、今回は晴天だったので駅前を散策した。時間も少しあったので帰りも折り返しの列車に乗る。帰りの車内で弁当広げて酒とともに食事。13時までは禁酒。旅でゆっくりしている時でないとできない。 やはり感染地は厳戒帰って少し休んで食べに行こうと天文館まで市電で行く。なかなか思うような店が見つからず、ようやく入った店では家族連れがいた。カウンターに座って飲んだり食べたりしていたのだが、子どもが戯れてバタバタ。平和な風景だ。次の日は肥薩おれんじ鉄道の旅。 時間的にはごった返すだろう時間だけど閑散とした車内。ま、本来平日の通勤時間外せば閑散とはしているんだろうけど。鹿児島中央に着いた日と同じく雨模様。川内までJRの電車で行くとそこからは肥薩おれんじ鉄道の1両だけのディーゼル列車。ただ、乗車率も50%ぐらいで旅するにはいい感じ。 川内から八代までは海岸や山間部を縫うようにして走る。海岸風景は絶品。それゆえ観光でこの路線を利用する人も多い。そんな客を集める「おれんじ食堂」と言う列車もある。ま、平日と言うこともあるし、新型コロナの影響もあって乗車することはできないが。九州新幹線が開業した頃は不便になったと苦情たくさんだった肥薩おれんじ鉄道だったが、今は地域で盛り上げる感じがある。 八代でJRの電車に乗り換えて久留米まで向かう。熊本で下車して弁当など買う。ネットで予約入れようとすると該当なしの表示。おそらく、Yahooも自粛し始めたのかも知れない。とりあえず以前宿泊したキャビンタイプの宿に予約。大牟田で西鉄の乗り換え、西鉄久留米まで行く。宿はJRより西鉄の駅の方が近い。 宿はキャビンタイプのホステルとカフェとバーの複合型施設。前回は貸し切りでパーティーやってたが、さすがに今はそれはない。バーでゆっくり酒を飲む。早い時間なのでハッピーアワーと言うことで安く飲むことができた。 以前行った居酒屋に行くと、入り口で消毒しなければならなかった。やはり感染者が多い県では対策がされているんだなと思った。人でごった返すこともなく、こんな中で飲むのもまたいいなと思う。翌日も早々と行動するのではなく、ゆっくりと出発した。 旅風里美が提案する旅スタイルは、日常を離れリセットし、客観的に自分を見ることが目的なわけで、ただ単に遊びに行くとかおもしろいことを求めると言うことではない。心と体を休め正常な自分を取り戻す。特に今回のような新型コロナ感染拡大の時期は、冷静な判断と自制心を育むために、常に自己責任において行動し、自分自身もまわりの人間も損なうことのないような慎重な行動が必要だと実感した。 |
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